人材は「削る」から「備える」へ!”トラックを持たない”物流総合商社の備えの哲学!!

目次
【第1章】人員削減ではなく、余剰人員を抱えよう
【第2章】余剰人員は「余り」ではなく「育成枠」
【第3章】レベル2人材でも採用しよう
【第4章】2人で回せる仕事を3人でやる
【第5章】会社の体力をつけよう(余剰人員を抱えるために)
ポイント・内容
中小企業に戦力外はいない。
人材は「削る」から「備える」へ。
会社経営で最も重い負担の一つが人件費です。
そして、経費削減を考えたとき、最初に手をつけることが多いのも人件費です。
「足りなくなったら足す」「取り替えがきく」といった意味でも、手っ取り早く手をつけられるかもしれません。
その根本にあるのは、人件費=コストという考えです。
しかし、人件費は決してコストではありません。
人件費は経営を圧迫する経費ではなく、これから会社を成長させていくための必要な投資である。その考えのもと、本書では余剰人員を抱える重要性を説きます。
経営には、優秀な人材の育成が欠かせません。そして、できるだけ多めに抱えること。そうすると、事業の不測の事態や新規事業のスピーディな立ち上げにも対応できます。
組織としての筋力を強くするのは、余剰人員です。
たしかに余剰人員を抱えるのは簡単ではありません。
「トラックを持たない」物流総合商社の備えの哲学をもとに、余剰人員の抱え方と育成法を、実例を交えながら解説します。