問題意識があるからグチが出る!「デキる社員」よりも「グチる社員」を大切にすることから始める生産性向上の秘策!!

「グチ活」会議 社員のホンネをお金に変える技術

「グチ活」会議 社員のホンネをお金に変える技術

著者
仁科 雅朋
出版社
日本経済新聞出版
販売日
2020年10月24日
価格
1,650円

目次

【まえがき】
【プロローグ】
【第1章】堂々と不満を言える会社ですか?
【第2章】『グチ活』会議のすすめ
     ─「デキる社員」よりも「グチる社員」
【第3章】『グチ活』会議を始めよう
【第4章】アクションプランとチームPDCAが変革のエンジン
【第5章】部署間の悪口をすべて吐き出したら超売り上げアップ
     ─『グチ活』の成功例
【第6章】良い『グチ活』 悪い『グチ活』
     ─『グチ活』がうまくいかないときは?
【おわりに】

ポイント・内容

「グチを言ってはいけない」
――多くの人がそう言われてきた。

「グチグチうるさいんだよ」
――仲間からも上司からも疎まれ、組織の足を引っ張るネガティブな存在として扱われてきた人は少なくないはずだ。

しかし実は、グチの中にこそ、会社を変え、収益を上げる秘策のタネが隠されている。
グチは経営改革を推進するエンジンでありエネルギーでもある「宝の山」なのだ。

たしかにグチにはネガティブな響きがある。
しかし、まじめに仕事のことを考える社員の口から出てくるグチには、その人のホンネがあり、問題意識があり、周囲の気づかない改善すべきポイントが隠されているものだ。

上司の言うことに違和感を持っていたり会社のやり方に不満を感じていたりしても、それを指摘する機会を与えられずにいる社員は多い。

「もっとこうしたほうがいい」
「こっちのほうがうまくいくのに……」
――そうした声、ホンネを上手に拾い上げて経営改善に取り込み、常に変革するサイクルを作り上げれば、間違いなく会社は良くなるということだ。

本書は、グチに着目したユニークな経営改革を実践してきた筆者が、実際のクライアント先でのケースを織り込みながら解説する、上司と部下双方にとっての意識改革の本である。

令和時代、リモートワークの時代の上司に必要な能力は、グチという今まで誰も考えもつかなかったネガティブな感情の裏側にあるホンネを汲み取り、会社の生産性を上げること。
これによって会社の上司と部下の関係がまったく違うものになる。

自社や部門の運営に悩むトップやマネジャーはもとより、上司や会社に不満を感じているビジネスピープルにも支持されることが期待できる。