”第三の場所”が人、風土、未来をつなぐ。500ヵ所以上の街づくり、施設づくりに携わった専門家による新提案。

人が集まる場所をつくる――サードプレイスと街の再生

人が集まる場所をつくる――サードプレイスと街の再生

著者
国分 裕正
出版社
白夜書房
販売日
2019年09月02日
価格
1,620円

目次

【はじめに】
【第1章】気仙沼の「壁」はなぜつくられたのか?
【第2章】文化や景観を無視した街づくり
【第3章】いつまでも捨てきれない、東京化という幻想
【第4章】サードプレイスとは何か?
【第5章】サードプレイス的街づくりの実例
【第6章】サードプレイスにみる街づくりの未来
【おわりに】

ポイント・内容

いま、日本の各地で、歴史や風土が壊されつつある。

ポリシーのない街づくりによって、どこにでもある同じ顔つきの街が各地で誕生しているのだ。
わたしはこうした現象を「東京追随化」と呼び、強く危惧している。
失われた景観は、二度と元には戻らない。

27歳で会社を設立してから30年余り。
わたしはこれまで、国内外の500以上の街や施設をつくってきた。
その過程において、「何もない」と言われる街ほど、多くの財産が眠っていることを目の当たりにしてきた。

そして、その魅力に気づくことこそが、地域を守り、街を守り、100年続く街づくりにつながるのだと実感している。

(中略)

本書では、その地域ならではの魅力に着目し、人々が自然と集まるような街づくりの拠点を「サードプレイス」と定義し、地方創生の起爆剤になるものとして提案している。
サードプレイスには、地元の人々をはじめ、人と人とがふれあえる環境がある。
そのベースとなっているのはやはり、地域の文化であり、歴史であり、時代とともに培われてきた風土や慣習、さらにはそこに住む人の魅力だ。

サードプレイスを通じて、人も、街も、地域も、もっともっと輝いていける。
それはわたし自身の確信であり、本書を通じて最も伝えたいわたしのメッセージである。

【著者「はじめに」より抜粋】