非常識な事業はなぜ成功したのか?「固定観念」を捨てる究極の思考術!
思考のリミッターを外す非常識力 日本一不親切な介護施設に行列ができる理由
- 著者
- 二神 雅一
- 出版社
- ユサブル
- 販売日
- 2019年05月17日
- 価格
- 1,512円
目次
【はじめに】
【第1章】こうして「非常識な介護施設」は誕生した
【第2章】「日本一不親切な介護施設」がやってきた10の取り組み
【第3章】「常識を破る人」になるための考え方とワーク
【第4章】「非常識力」は常識的な人間力から生まれる
【第5章】寝たきり大国ニッポンを加速させる日本の誤った「常識」
【第6章】「日本一不親切な介護施設」が歩んでいく道
【おわりに】
ポイント・内容
「日本一不親切な介護施設」
この言葉にとても非常識なイメージを抱くかもしれません。
怒りまで覚える人もいるのではないでしょうか?
しかしこの「日本一不親切な介護施設」は名だたる大手介護企業を差し置いて岡山県下ではシェアナンバー1を誇っているのです。
その企業は株式会社創心會。資本金も小さなれっきとした地場企業です。
なぜこのような非常識な事業がナンバー1なのかを株式会社創心會代表取締役社長の著者が初めて明かすのが本書です。
そもそも、いたれり尽くせりの介護施設は「本当に親切」なのか?
著者の疑問はそこから始まります。
「寝たきりを作っているのは過剰なサービスにあるのでは?」
その疑問を形にしたのが「日本一不親切な介護施設」なのです。
自立した老後を支えるため,当たり前とされていた常識を打ち破るシステムを構築しました。
例えば
「●車椅子に乗っている人から車椅子を取り上げる」
「●施設にはわざと手すりをつけずに段差や坂道を設けて「バリアフリー」ではなく「バリアありー」にする」
「●ご高齢の要介護者の方に農作業をさせる」
などを実践しています。
施設を開設した当時はケア・マネージャーから「こんな所には紹介できません」と言われ、理解を得るのに苦労しました。
しかし、利用してくれた方々からの口コミが広がっていきナンバー1の介護施設に成長していきました。
本書は、著者の「介護の常識」を破ってきた生き方を通して「常識の壁を打ち破る力=非常識力」を身に着けてもらうための本です。
また、著者が介護の世界に関わってきたうえで感じている「寝たきり大国ニッポンを加速させる誤った「常識」」にも触れています。
「固定観念」にとらわれず、未来を見据えた人生を歩みたい方々への1冊です。