悩めるチームリーダー、中間管理職へおくる!ゴーン氏の改革を間近で見続けた元・日産人事部長による「人材の活かし方」
「今のチームで残業を減らして生産性をあげろ!」という無茶ぶりを解決する!
- 著者
- 山極 毅
- 出版社
- 扶桑社
- 販売日
- 2018年11月23日
- 価格
- 1,620円
目次
【まえがき】
【第1章】「年功序列」に戻せば、日本企業の生産性はアップする!?
【第2章】最強のチームをつくるコツは異なる個性を組み合わせること
【第3章】生産性をアップする最も重要なステップが「自分を知る」こと
【第4章】相手を知れば「変わってほしい」と思わなくなる
【第5章】「最強のチーム」にリーダーシップはいらない
【第6章】「ワークスキル」を伸ばして負けないチームをつくる
【あとがき】
ポイント・内容
■悩めるチームリーダー、管理職必見!
働き方改革の目的は端的に言えば以下の3つだろう。
1.労働時間を短くする
2.生産性を高める
3.仕事の満足度を上げる
この漠然とした目標に、チームリーダーや課長などの中間管理職は、自分だけでなくチームで業績を出すことに追われ、仕事量、責任、プレッシャーが増えるばかりだ。
まじめなリーダーほど苦しんでいるといえるだろう。
解決策は「負けないチーム」をつくること。
それは「弱点を克服する」のではなく、みんなが「強みを伸ばす」ということだ。
■凝縮性因子、受容性因子、弁別性因子、拡散性因子、保全性因子。
あなたはどれが高いタイプ?
「強み」と言った場合、「あなたの強みは明るさと粘り強さなので、営業が向いているでしょう」「あなたは発想力があるので企画職が向いているでしょう」など、従来は「職種」ごとに適材適所を割り振られてきた。
しかし著者の山極氏は、「同じ職種でも、タイプごとに向いている仕事のやり方がある」と言う。
例えば「同じ営業職でも、この人は数字にこだわった理詰めの営業スタイルが向いている、あの人は情に訴え距離を縮める営業スタイルが向いているなど、人のタイプによる営業の仕方がある」というように、だ。
上司は、自分が粘りで業績をあげたとすると、自分の成功体験から部下にも同じ手法を強いることが多い。
しかし、部下と自分の「強みの違い」を知っていれば、最適な営業手法がとれることとなる。