年間1000本の企画書の中から採用されるもの
2016年03月22日
こんにちは、出版業界のジャイアン、吉田浩です。
まずは、メルマガの読者からの質問です。
Q なぜ、天才工場の出版メルマガは「最強」なんですか?
A はい、それは、企画書の採用率が、抜群に高いからです。
日本中の出版社にもっとも多くコネクションを持ち、
直接、1000人の編集者に企画書を送ることができるからです。
「企画のたまご屋さん」を利用して、出版社に企画書を送ると、
一瞬で採用されてしまいます。
何十社も出版社訪問して、結局、不採用だったということがなくなります。
今、吉田の手元には、毎年毎年、1000本の企画書が送られてきます。
すべて、「企画のたまご屋さん」のフォーマット通りに書かれているので、
ほとんどが恐ろしく完成度が高い企画書です。
今、1000本と書きましたが、これは少なく見積もってです。
全国の学生から出版企画書を募集した『出版甲子園』の
企画書も審査員として入念に目を通します。
こちらは200本あるので、実際には、年間1200本以上の
企画書を読んでいます。
Q 本当に、年間1200本もの企画書を読む時間があるのですか?
A はい、本当に、じっくり読んでいます。
私たち出版プロデューサーの視点は、出版社の視点とは違います。
送られてきた企画書の評価基準は、たったの2つです。
それは、
1,実際に、著者が実体験しているか?
2,実際に、著者が原稿を書けるか?
この2つです。
これは、とても重要なことですが、意外と見落とされがちなのです
ところが、出版社の編集者の基準は、また違います。
それは、
1,その本は、今、だれが買うのか?
2,その本は、今、ブームなのか?
ということなのです。ちょっと難しい表現をすると、
1は、読者ターゲットの明確化。
2は、時代背景の明確化です。
編集者は、会社から徹底して「売れる本を作れ」と厳命されています。
まずは、書店でその本がどこに置かれるかを考えます。
どんなにいい本でも、置場のない本は、絶対に売れません。
また、編集者は、今、書店に置いて売れる本を作りたいと思っています。
どこまでトレンドに沿っているかが、重要な要素なのです。
たまご屋さんでは、著者の書く姿勢やモチベーションをもっとも大切にします。
世の中にどうしても伝えたい熱い思いから、
ベストセラーは誕生すると思っているからです。
そういう「熱い本」には、必ず、読者がいます。
応援してくれるファンもできます。
出版を通して、世の中に訴えかけたい著者を発掘していくのが
たまご屋さんの使命なのです。
最後に、皆さんに質問です。
Q,今、書いたら絶対に売れる本があります。
それは、いったい何でしょう?
答えは、次回、発表しますね。