『タイトルの決め方』PART3

2016年02月01日

こんにちは、出版業界のジャイアン吉田浩です。
私は作家として、過去に200冊以上、
本を書いていますが、

元々は童話作家として、大学時代から
童話を書いていました。

その時に使っていたペンネームが、実はたくさんあります。

・イソップ吉田
・ウソップ吉田
・吉田二匹 などなど

そして今、「出版業界のジャイアン」と
呼ばれるようになるとは、この時は
思ってもいなかったですね(笑)
さて、今回の内容は、
「タイトルの決め方」です。

先週は

100個以上ある仮タイトルの中から
どう1つのタイトルを選ぶのか

についてお伝えしました。

今日は、

そもそも100個も仮タイトル考えられないよ・・・
という方にとっておきの
らくらく100個以上のタイトルを考えられるテクニックを
お伝えします。
本日の講座を動画でご覧になりたい
場合こちらのURLをクリックしてください。

⇒ 実践編

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■ ベストセラーになったタイトルを参考にしよう!
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「仮タイトルを100個考えてください」
というと、

「先生、私は、初心者なんです。
最初からタイトルを100個も思いつかないわ」

と、泣き言をいう方がいます。

そうですね。
その気持ちは、よくわかります。

ジャイアン出版塾では、
どの塾生も当たり前にやっているワークでも、
初めて出版セミナーに参加した人は、

「どうしたらいいの?」

と不安になります。
それでは、簡単にタイトルを100個考える方法を教えましょう。

それは、「カンニング」することです。

「カンニング」と聞くと、
「社会悪」で、悪い意味に捉えがちですが、
実は、まるで違います。

私たちは、学生時代、先生から
「カンニングするな」と教えられてきましたが、
大人になってからは、
「カンニングしましょう」が正解なのです。
「大人のカンニング」とは、

「すでにだれかに考えた
知識や情報やノウハウを
応用すること」
です。
すでに商業出版されている本のタイトルを参考に、
あなたの本のタイトルを考えましょう。

ジャイアンは、過去にベストセラーになったタイトルを
1000個集めたリストを使っています。
本のタイトルは、
編集者と著者が何日も、
考えに考えて作ったものです。

1タイトルに10時間かけたとしたら、
1000個のタイトルは1万時間に相当します。

そのノウハウをタダで、すべてもらえるとしたら……。
ジャイアン出版塾には、
このタイトル1000個のリストを
プレゼントしています。

塾生にこのリストを渡したら、
1分間で数個のタイトルを考えた塾生もたくさんいました。
「どうしてもタイトルを思いつかないわ」

という塾生に手を挙げてもらい、

「他の塾生みんなでタイトルをプレゼントしてあげる」

というワークをやったら、
一瞬で、50個も集まりました。

タイトルで悩んでいた塾生は一気に顔が輝きます。

そして、プレゼントされた
すばらしいタイトルのおかげで、
次々とアイディアが出てくるのです。
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■ 没タイトルは捨ててはならない!
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100個考えたタイトルのうち、
選ばれるのはひとつだけです。

では、選ばれなかった残りの99個のタイトルは
捨ててしまえばいいのでしょうか?

ちょっと待ってください!

残りのタイトルも大切に取っておいてください。
これは、章構成を作るときに、
とても役に立つのです。

たとえば、ジャイアンの本では、
本田健さんからプレゼントされたタイトル、

『いい本を書きましょう!』は、

■第1章……「いい本」とは何か?
「いい本」はあなたの人生を豊かにしてくれる

の章構成となり、内容となりました。
『作家になりたい人が最初に読む本』は、

■第3章……本を書く準備、ネタ集め
なぜ、本を出せる人と出せない人がいるのか?

の章構成となり、内容となりました。
このように、100個のタイトルを考えると、
その中に、章構成の要素が含まれてくるのです。

そして、あなたが本の構成を考えるときに、
足りない章を「補てん」してくれるのです。

なので、ここはサボらずに
たくさんのタイトルを考えましょう。
次回は、

出版でもっとも大切な部分、

「企画書の書き方」

についてお伝えします。
出版愛 吉田浩