『「なかなかない」を見つけよう!』  PART1

2015年12月14日

こんにちは、出版業界のジャイアン吉田浩です。

「出版業界のジャイアン」という
ニックネームがすっかり浸透してきました。

以前には、プレゼントとして、
「ジャイアンのTシャツ」ももらいました。

私はこれがお気に入りで、
イベントなどで、たまに着ることがあります。

ジャイアンTシャツを着た「ジャイアン」に
出会えたら、きっと運気が上がりますよ(笑)

さて、前回は、

「あなたは、どんな本を書くべきなのか?」

ということを3つの質問を元に考えました。

今回のテーマは、「USP発見」です。

USPとは、
「ユニーク セリング プロポジション」のことで、
あなただけが持っている「売り」「強み」のことです。

わたしが塾長を務めているジャイアン出版塾では、
これを、もっとわかりやすく、
『「なかなかない」探し』
と呼んでいます。

では、一緒に、あなたの「なかなかない」探しをスタートしましょう。

■本日の講座を動画でご覧になりたい場合
こちらのURLをクリックしてください。

「なかなかない」を見つけよう!(時間・お金)

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■ 本のテーマは「なかなかない」で見つける!
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「本が書ける自信がありません……」

という人は、自分にぴったりの
テーマを見つけていないだけです。

「これこそ私が書くべき本のテーマだ!」

というテーマが見つかれば、
あなたはいくらでも筆が進むはずです。

では、どうすれば書くべきテーマを
見つけることができるのか。

それが、
「なかなかない」
を見つけることです。

「そんな体験は、なかなかないよ!」

と言われるような、他人とは違うポイントです。

それを見つけることが、
テーマ探しの第一歩なのです。

今日は、「書ける本、書きたい本が見つかる5つの輪」
という手法を使って、
あなたの「なかなかない」を一緒に探していきましょう。

A4の白い紙を5枚、
もしくはノートをご準備ください。

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■1つ目の輪:あなたが使ってきたお金を書きだそう!
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「5つの輪」とは、

「自分の棚卸し」

の1つの方法です。

「自分の棚卸し」とは、自分に関するすべてのことを
紙に書きだしていく作業を示します。

「5つの輪」では、5つの切り口で
自分に関することを紙に書き出していきます。

そして、書き出したことを人に見てもらうことで、
他人から見た自分の
「なかなかない」
を見つけるのです。

この「なかなかない」が、
本のテーマとなります。

それでは、A4用紙の白い紙、
もしくはノートの1ページに、
円を大きく1つ、描いてください。

そしてその円の上に、

「お金」

と書いてください。

そして円の中に、今まであなたが
購入した商品やサービスを
思いつく限り書き出していきます。

遊びでも仕事でも何でも構いません。

お金を使ったことをひたすら
書きこんでいってください。

書き込むときの注意点が1つだけあります。

それは、金額を明確に書くことです。

覚えていなければ大体で構いません。

「アンソニーロビンスの海外セミナーに約100万円」

という風に書いてください。

そして書き終わったら、
この紙を仲のいい友達に見せてください。

すると、
「どうしてこんなことにお金を使ったの?」
と、他人が食いついてくるお金の使い方が見つかるはずです。

それこそが、あなたにとっての
「なかなかない」です。

次に、あなた自身の「なかなかない」
の本質を明確にするために質問をしてください。

「なぜそんなにお金を使ったのか?」

「どんな悩みを解決したかったのか?」

「お金を使うことで何が得られたのか?」

「お金を使うことで得られた学びは?」

これを「なかなかないの深堀り」と言います。

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■2つ目の輪:あなたが使ってきた時間を書きだそう!
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「お金」について書き出し終わったら、
次は「時間」について書き出しましょう。

また新たにA4用紙の白い紙、
もしくはノートの新しい1ページに、
円を大きく1つ、描いてください。

そしてその円の上に、
「時間」
と書き込んでください。

そして、あなたが過去から現在まで使ってきた
時間をすべて書き出すのです。

ここで意識してほしいのが、
「1万時間の法則」です。

「何かに取り組んでいる時間が1万時間を超えると、
人はプロの領域に達する」と言われています。

あなたが1万時間以上取り組んできたことを
探してみてください。

例えば、ラーメンが好きで
日本全国のラーメンのことを考えたり
調べたり食べたりしている時間が
1万時間を超えているのであれば、
あなたはラーメンについての本が書けるはずです。

私が、かつてプロデュースした本に、

『だいすきミニブタ!』(東邦出版)

という本があります。

この本の著者は、ミニブタが好きで好きでたまらずに、
24時間ミニブタのことを考えている方です。

ミニブタに費やした時間は、
間違いなく1万時間の法則を超えています。

あなたの好きなことの中に
1万時間が超えているものが
きっとあるのではないでしょうか?

あるいは、好きなものでなくても構いません。

会社の中で1万時間を超えた仕事があれば、
それもあなたにとっての
「なかなかない」
になるのです。

「なかなかない」は、実は、
あなた自身にとってかけがいのない財産なのです。

ここまでが「過去」の棚卸しになります。

来週は

「現在」の「なかなかない」の棚卸しを
進めていきたいと思います。