無料ご招待です。第11回『出版甲子園』決勝大会のご案内

2015年11月13日

こんにちは。
天才工場の吉田浩です。

みなさんは、『出版甲子園』という出版の大会をご存知ですか?

これは、私が11年前に創った、
「学生の学生による学生のための出版大会」です。

当時、私の会社、天才工場には、
亮くんという東大の1年生がインターンで入っていました。

「亮くん、本を作る会社で働いているなら、
何か、出版の歴史に残ることを考えてよ」

「はい、わかりました」

私のいった一言で、彼が思いつきで考えてきたのが、
『出版甲子園』でした。

「それ、いいね。やろう、やろう」

と、スタートしたのですが、
いろいろと段取りをしているうちに亮くんは、
「これは、まずい。こんな大掛かりな大会、できっこない!」
と思ったのか、逃げ出してしまったのです。

会社にもあまり来なくなりました。

「しょうがない、こっちで全部やるか」

私は、途中で投げ出すのがいやな性格なので、
あとのことを全部、引き受けました。

第1回の『出版甲子園』は、新宿NSビルでやりました。

会場費だけで50万円です。

審査員の控え室代や、音響設備、映像設備など
の備品をいれたら、100万円。

会社の仕事も3ヶ月間、すべてストップしたので、
トータルでは200万円くらいの赤字でした。

11年前、出版社の倒産が相次いでいたころで、
実は、私の会社そのものが赤字でした。

私の会社の中には、
「会社がやばいのに、なんで、1円にもならないことをやるの!」
と、憤慨する社員もいました。
……というか、ほぼ全員が反対だったようです。

その反対を押し切っての開催です。

第1回の『出版甲子園』は、250人くらいの方が参加してくれました。
イベントとしては、大成功でした。

そして、第2回の大会まで、天才工場が主催でやりました。

そのあとは、完全に学生にバトンタッチしました。

私は、一審査員として裏方に回りました。

それから、11年……。

今では、学生たちが自主運営しながら、
『出版甲子園』を開催してくれています。

学生たちが、生協や書籍協会などに行き、
スポンサーを取ってきました。

私は、学生たちの力を見直しました。

『出版甲子園』を作ってよかったなと、つくづく思いました。

出版甲子園からは、あれから毎年、2~3冊の本が出ています。

今では、20冊以上の本が世の中に送り出されました。

中には、映画化された本もあります。

学生が学生時代に本が出せる、
そんな出版の仕組みは、
日本の歴史上、いいえ、世界の歴史上、
ない、かもしれません。

そして、それを形に変えてくれたのは、
心ある出版社の編集者さんの善意のおかげです。

編集者の方々に感謝すると同時に、
ぜひ、『出版甲子園』へご参加いただき、
学生達の出版への想いを応援していただけると嬉しいです。

会費はいりません。
何名さまでも、全員、無料招待です。

ぜひ、たくさんの友人・知人を誘って来てください。

頑張っている学生たちを応援してあげてください。

そして、世界でも例をみない『出版甲子園』が
今後も、永く続いていくよう、暖かく見守ってください。

【日程】平成27年11月22日(日)14:00~

【場所】国立オリンピック記念青少年総合センター カルチャー棟 小ホール

【費用】無料

詳細・来場予約はこちら

皆さんのご来場を心よりお待ちしております。

出版愛 吉田浩