どこまでその著者、その本に惚れこめるか?

2020年05月27日

こんにちは、出版業界のジャイアン、吉田浩です。

今回のメルマガは、前に、吉田が、
出版プロデュースした本をご紹介いたします。

『一天地六の法則』サンマーク出版

『一天地六の法則』という本ですが、
今後、この本がベストセラーになる様子を、
ぜひ、皆さんにリアルタイムで見ていただきたいと思います。

以下は、この本ができるまでの経緯と、
著者、カカトコリ師匠からの感想です。
すべて、本人の文章です。
(誤字も原文どおり)

       ↓

■第一印象は、とてもうさん臭いおっさんでした!

吉田さんの第一印象は、
「むちゃくちゃ怪しいおっさんやな!」でした。

私が主催した交流会で会ったのですが、
出版業界では有名な方なので、名前は存じ上げていました。

2次会の居酒屋で、初めて一対一で話をしました。
吉田さんの第一声は、コレでした。

「カカトコリさん、本を出しませんか? 
かかとこりさんなら、30万部はいきますよ」

(えっ、初対面も同然の人に、いきなり、儲け話をするか?)

ますます、「うさんくささ」が増加しました!

実は、私は、以前から、「本を書いてください」
という出版社からのオファーがたくさんありました。
それらに対して、すべて、
「嫌だ、めんどうくさい」と断っていました。

本当は、メルマガを発行し始めたときから、
本を出したいとは思っていたのですが、出す時には、

「自分はビジネスマンであって、作家ではない。
お金をいただくからには、それに耐える文章力が要求される。
ならば、ライターをつけてもらおう」
と決めていたのです。

そこで、私は、吉田さんに、他の編集者に何度も
繰り返したのと同じ答えをしました。

「嫌だ、めんどうくさい」

本音では、本は出したくて仕方ありませんでした。

ただ、自分の仕事のスタンスとして、お金をいただくからには
恥ずかしくないものを出したかったのです。

元々、本好きですし、仕事柄、1ヶ月に100冊近くの本を読みます。
どうせ出すからには、読者さんの期待に応えるにはどうしたらよい
のかを考え抜いて出していた答えを吉田さんが言ってくださったのです。

「カカトコリさんのために、こちらで、ライターを立てます!」

こっそり言うけど、嬉しかったけど、吉田さんに対する
うさん臭さが抜けきっていたわけではありません。

出版社が私に本を書けというのは、いわば社交辞令です。

編集さんは、いつも、新しい企画を探していますから、
「○○さん、本書いてくださいよ」
は、私にとっては、挨拶くらいにしか思えなかったのです。

そして、さらに言うなら

「自分で原稿を書いたら出版を検討するよ」ということは、
裏を返せば、「あなたを、まだ、認めていないよ」ということです。

本当に、その人の本を出したいのであれば、
私が、「嫌だ、めんどうくさい」と答えても、
食い下がってくるところから出したいと思っていたのです。

ところが、吉田さんは、一目会ったときから、
私の価値を見抜き、そのときはあくまで候補でしょうが、
作家のひとりとして認めてくれたのです。

このときから、「お付き合い」が始まりました。

■誰よりもパワーを継ぎ込んでくれた!

年末に、吉田さんから連絡が来ました。
「カカトコリさんに、会いたいです。こちらから、岡山まで行きます」

普通でも、毎月半分は地方への出張、岡山まで来てくださっても
私がいる可能性は、低いし、さらに年末はぎっしり予定が詰まって
いたので、会うのは新年にしました。

彼は、新年早々、岡山まで来てくれました。
私のスケジュールを尊重して、全面的に私に合わせてくれたのです。

このことも、「すごいな」と光栄に思いました。

そこで、実際に、本作りの打ち合わせ(出版コンサル)をしたのですが、
そのときです。

本作りのイメージがめちゃくちゃ広がって、広がって……。

(これなら、自分にも出せる!)と実感しました。

吉田さんの手元には、過去に私が書いた
ブログ、メルマガ、ビジネスレターなどが、
30センチくらいの高さで積まれていました。

彼は、すべてをプリントアウトし、
年末の貴重な時間を使い、
丹念に目を通してきたのです。
原稿には、赤字までびっしり入っています。

「このテーマで、何パーセント、書けますか?」

という質問が山のごとく続き、私は、はっきりと、
自分の中で、本作りのイメージが固まっていくのがわかりました。

実にうまく、リードされるので、書けるテーマはあれよあれよと
ザクザクと出てきました。
 
その後何回か出版コンサルをやりました。

やっとタイトルが決まったのは、3回目です。

その後、吉田さんから、分厚い企画案があがってきましたが、
実は、あまりに分厚すぎて、私は、中身を見ませんでした。(笑)

ただ、ここまで丁寧にやってくれたことが嬉しくて、
「この男に賭けよう!」と、ある意味、ハラを括りました。

今まで、たくさんの編集者から声をかけられましたが、
すべて社交辞令でした。
こちらから頭を下げるなら、
出版したいなら出版させてあげるよ、
という感じでした。

私の商品価値をだれも理解してくれなかったのです。

ところが、吉田さんは、だれよりも私の価値を評価し、
だれよりもパワーを入れて取り組んでくれたのです。

初めての出版は、分からないことだらけで不安でした。
でも、吉田さんに相談すると、すべてがクリアになりました。

出版社への売り込みも、吉田さんに任せました。

すると、企画書が1ページもできていない状態で、
なんと、サンマークの高橋編集長が手を上げてくれたのです。

ちなみに、高橋さんは、2007年度で日本一番売れた本、
『病気にならない生き方』(累計190万部)を作った名編集長です。

あれよあれよ、という間に出版が決まり、
あれよあれよ、という間に原稿ができあがりました。

そして、初版部数が決まりました。
新人作家としては、異例の10000部です。

しかも、営業部が本の内容を読んで、
「この本は、すごい! この本は売れる!」
と判断し、急遽、印刷所に増刷を依頼。

なんと、発売1ヶ月前に、2000部の重版が決定したのです。
こんなこと、通常では、ありえないことです。

こうして、私は、『一天地六の法則』の本の作家としてデビューしました。

処女作を作ってくれた吉田さんには、とても感謝しています。

この本は、「地方発」のベストセラーとなるでしょう。

岡山在住の私としては、
「地方に住んでいても、だれでもベストセラーは出せるんだよ」
ということを声を大にして言いたいと思います。

もし、あなたが地方在住を理由に、
「出版はハードルが高い」と思っているのならば、
天才工場の吉田浩さんに相談することを強くお勧めします。

最後のなりましたが、改めて吉田さんにはお礼をいわせて下さい。

「ご縁をいただき、ありが当座いました」

                         カカトコリ

出版愛 吉田浩