本が書ける人、書けない人
2018年06月19日
こんにちは、出版業界のジャイアン、吉田浩です。
■本が書ける人の特徴は何か?
以前、吉田は、渋谷の勤労福祉会館にて、
出版セミナーの講師をしていました。
演題は、「お金と幸せが手に入る出版セミナー」です。
主催は「六交会」という任意団体で、
何と30年も異業種交流会を行なっているそうです。
ありがたいことに70人もの方々に受講していただき、
会場は熱気で溢れていました。
さて、今日のブログは、
「本が書ける人、書けない人」です。
本を書きたいと思っている人は星の数ほどいますが、
実際に出版する人は限られています。
それは、何が原因なのでしょうか?
Q,どんな人が本を書けるのでしょうか?
A,セミナー会場で、参加者ひとりひとりから意見をいただきました。
↓
・他の人が持っていない知識、ノウハウ、実績、キャリア、考え方、視点がある。
・文章力がある。
・伝えたいことがある。
・大好きで話がつきない。
・情報を整理できる人。
・困った経験を克服したことがある。
・最後まで書き上げることができる。
・夢を叶えようと努力している。
・みじめな過去をさらけだせる人。
・メタファー(たとえばなし)がうまい人。
・体験の中から気づきが得られるひと。
・感性ゆたかな人。
・たくさんの人に会っている人。
・トレンドのわかっている人。
・逆転発想のできる人。
・読者に喜んでもらいたい人。
・世の中に影響を与えたい人。
・世の中に関心を持っている人。
・好奇心のある人。
・てらいがない人。
・健康管理できる人。
・寝ない人、体力のある人、根性のある人。
・書くことが好きなこと。
・伝えたいことがある人。
・常識にとらわれない人。
・人生の目的がある人。
・体験している人。
・発想が豊かな人、視点がおもしろい人。
・めげない人、書き続けている人。
・自分を信じている人。
・今すぐ行動を起こす人。
・ユーモアのある人。
・自己顕示欲の強い人、自己主張の強い人。
・表現力のある人、文章力のある人。
・たくさん本を読んでいる人。
秀逸だったのは、コレです。
↓
「神のおつげ」があった人。
おもしろいのは、参加者が70人いれば、
70人とも答えが違うということです。
■「いつか」という日は絶対に来ない!
Q,どんな人が本を書けるのでしょうか?
A,吉田の答えは、コレです。
↓
1,会社でひとつの業務を長くやってきた人。
2,ひとつの趣味をずっと極めている人。
3,出版社にきちんと売り込みができる人。
4,キーパーソンを知っている人。
5,伝えたいテーマを明確に持っている人。
6,情熱のある人。→その決心のある人。覚悟のある人。
7,自分の着地点を分かっている人。
8,自分との約束が守れる人。
9,書く時間と書く場所を確保できる人。
10,常識のある人。
特に、8,9,10が大切です。
「本を書こう」と決心することは、自分との約束です。
たとえば、「土曜日の午後は執筆活動に専念する」
と決めた場合、その約束は守らなくてはなりません。
自分との約束を破る人は、本は書けません。
「絶対に、本を書くぞ!」と決心しても、なかなか書けない人がいます。
吉田は、たくさんの人たちから、
「やる気は人一倍あるのだが、なかなか書けない」
と相談されるのですが、よくよく原因を聞いてみると、
実は、それは、物理的な問題だったりします。
家に書斎のない人は、近くのファミリーレストランで構いません。
コーヒー1杯で、何時間粘っても構わないのですから。
そして、一番重要なのが、
「著者は常識人間であれ」ということです。
「時間に遅れない」「シメキリを守る」ということは、
人間として最低限のマナーです。
最後に、反面教師として、
「どうしても本が書けない方」の典型例をあげましょう。
そういう人の口癖は、コレです。
↓
「いつか書きます」
この口癖を、
「いつまでに書きます」に切り替える。
「いつか」という日は、「永遠」にきません。
本を出したい人は、「今すぐ」書きはじめなくてはならないのです。
出版愛 吉田浩