書きたい本、書ける本が見つかる5つの輪

2018年05月09日

こんにちは、出版業界のジャイアン、吉田浩です。

■5つの輪であなたの人生が丸分かり

このブログでは、「書くテーマ」を
見つけるための方法を何回か教えてきました。
そして、今回が佳境です。

書くテーマを見つかる方法として、
吉田が提唱しているのは、「5つの輪」です。

人間は、だれでも5つの輪を持っています。

最初の輪は、「お金」です。
次の輪は、「時間」です。
その次の輪は、「職業」です。
そのまた次の輪は、「情報」です。
最後の輪は、「夢」です。

この輪は、あなたの人生をすべて表しています。

お金……過去
時間……過去
職業……現在
情報……現在
夢………未来

そして、5つの輪のうち、
たったひとつでも記入することができたら、
あなたはそのテーマで1冊の本が書けるでしょう。

Q1,あなたが、過去に一番たくさん使ったお金はなんですか?
Q2,あなたが、過去に一番たくさん使った時間はなんですか?
Q3,あなたの、今の仕事はなんですか?
Q4,あなたが、今持っている情報はなんですか?
Q5,あなたは、将来、なにをやりたいのですか?

なぜ、5つの質問に答えるだけで本ができるのでしょうか?

それは、あなた自身の「趣味」と「こだわり」と「価値観」が
5つの輪から浮き彫りになってくるからです。

■あなたの人生の中心にあるコアはなにか?

吉田を例にとって
5つの輪を具体的に説明しましょう。

お金……吉田が人生で一番お金を使ったものは、本です。

時間……一番時間を使ったものは、読書です。

仕事……いつの間にか、読む側から書く側になりました。
そして気がつくと、吉田は作家になっていました。

今では、書くだけでは飽き足らず、
書く人の発掘をしています。

吉田は現在、「天才工場」という
出版コンサルの会社を経営し、
「企画のたまご屋さん」という
出版エージェントを立ち上げました。

情報……天才工場は情報の中心にいます。

「情報の中心にいる」ということは、
「情報の受発信の中心基地にいる」ということです。

たまご屋さんは、著者を出版社に紹介するネットワークです。
「情報」=「ネットワーク」です。
ここにも、出版に関するあらゆる情報が流れこみます。

ちなみに、企業活動では、
「最新情報を握っている人が一番強い」
ということを覚えておいてください。

具体的には、株式情報などがそうです。
1次情報の発信者(政治家や企業の経営者)が、
ふと洩らした一言で、数億円、数十億円を
儲けることもあります。

夢……吉田の夢はひとつです。
たくさんの人に本のおもしろさを知ってもらいたい。

本には、人生を生きる知恵や勇気がたくさん詰まっています。
本は、ピンチのとき、他人の体験を通して、
あなたを助けてくれます。しかも、一生涯。

この5つの輪の描き方ですが、
大きな紙を用意して、まず上の方にひとつ、
大きな輪を描いてください。

その輪に少し重なるように、次の輪を描いてください。
(正確には72度下方)
このように72度ずつずらしてぐるりと5つの円を描きます。

さて、5つの輪で一番重要なのは、
実は、5つの輪の重なる部分なのです。

これが、あなたの「コアコンピタンス」です。
コアコンピタンスがわかると、あなたは何をやっても成功します。

吉田のコアコンピタンスは「天才工場」です。

吉田の人生は、常に、本と共にありました。
そして、吉田は、自分におまんまを食べさせてくれる
本に対して恩返しをしたいと思っています。

その気持ちが、天才工場やたまご屋さん
というネットワークを作っていたのです。

出版愛 吉田浩