あなたを表す3つの数字

2018年03月12日

こんにちは、出版業界のジャイアン、吉田浩です。

■コンプレックスは本を書くテーマになる

本を出版するためには、あなただけが持っている
オンリーワンの部分を見つけなければなりません。

まずは、頭の体操です。
今回は、吉田から質問をしましょう。

Q,あなたを表す3つの数字は何ですか?
 あなたという存在をたった3つの数字で
 表すとしたらどんな数字をあげますか?

A,よく考えてください。

生まれてから、現在に至るまで、あなたが生きてきた中から、
たった3つだけ数字を選んで、自分を表現しなければならないのです。

以前、吉田が出版コンサルをして本を出した
ある女性カウンセラーは、
「143」「20」「0.5」
という数字をあげました。

これは、彼女を表す身体的な数字です。
「143センチ」は身長。
「20センチ」は靴のサイズ。
「0.5号」は小指の指輪のサイズ。

要するに、当時40才だった彼女は、身長も体重も
小学校の3年生くらいなのです。

普段履いている靴も靴屋さんに売ってないので、
子ども用の運動靴を使っています。

指輪のサイズも人並み以下で、痩せると
0.5号の指輪が抜け落ちてしまうそうです。
(一般的には、人の指輪のサイズは9号くらいですよね)

彼女は長い間、身長が低いことに対して、
大変なコンプレックスを持っていました。

吉田は、「それは逆ですよ」とアドバイスしました。

「あなたは、『日本一、小さいカウンセラー』という
キャッチコピーで売り出していくべきです。
これは、だれにもマネできないことで、
それこそがあなたの強みになります」

現在、日本にはたくさんのカウンセラーがいますが、
指輪のサイズ0.5号のカウンセラーはなかなかいないでしょう。

そして、この『日本一小さいカウンセラー』というコンセプトに沿って、
彼女は「自殺に至る大きな悩みも、小さな小さな悩みを
ひとつずつ解消していくことで最終的には解決できる」
という独自のカウンセリングスタイルを発見したのです。

■3つの数字の中にあるNGワード

吉田は、出版セミナーで時々
この「自分を表す3つの数字」というワークをやりますが、
実は、この3つの数字の中に、
書いてはいけないNGワードがあります。

Q,そのNGワードとは何でしょうか?

A,自分の誕生日です。

自分の誕生日を人に伝えても意味はありません。

確かに、あなたの誕生日は、あなただけの特別な日で、
あなたにとってはとても大切な記念日ですが、
あなたがいつ生まれようが、他の人にはまったく
興味も関心も好奇心もありません。

著者として、それがわからない感性が問題なのです。

ちなみに、吉田のとおちゃんは、
昭和11年1月1日生まれです。

これは本当です。
ここまでゾロ目だったら、
キーワードに使ってもいいでしょう。

さらに、吉田のとおちゃんは、長い人生、
誕生日を祝ってもらったことが一度もないそうです。
元旦ですからね。(笑)

「1月1日生まれの人は、誕生日を祝ってもらえない」
というのは、周囲にとっては笑い話ですが、
本人にとっては切実な問題かもしれません。

しかし、これは本のテーマになります。
「日本一小さいカウンセラー」同様、
本人は長い間、他の人には絶対にわからない体験をしているのですから。

このように、3つの数字の真意は、
「あなた自身を客観的に表す数字」なのです。

他の方が出した答えもいくつか紹介しましょう。

A,人生でスターになった日を3つ。

A,人生のターニングポンイト3つ。

A,人生でお見合いした日を3つ。
  (ふられた彼女のプロフィール付き。)

A,大病で入院した年を3つ。
 (この方は、30回くらい手術をしています。)
 
A,逮捕された日を3つ。
  (この方は、ケンカで3回、補導・逮捕されています。)

どうですか?
頭の体操にもなるので、一度、やってみてください。

「あなたを表す3つの数字」を考えることで、
自分自身を客観的に見ることができます。

そして、それは、本を書くテーマにも直結するのです。

出版愛 吉田浩