コアコンピタンスを知りオンリーワン作家になる

2017年02月02日

こんにちは、出版業界のジャイアン、吉田浩です。

■だれでも「自分の強み」を持っている

いつもブログを読んでいただきありがとうございます。

吉田は、ブログを書くとき、目の前にひとりの方を
イメージし、語りかけるように書いています。

今回と次回にかけて、ちょっと難しい話をします。
でも、超簡単に書きますので、安心して読み進めてください。

あなたが、本を書いてベストセラーを作るために
必要な「戦術」として、どうしてもクリア
しなければならない関門があります。それが、

●コアコンピタンスと
●ブランディングです。

「あー、もう、頭が痛い!」という方、大丈夫です。
世界一わかりやすく説明しますから。(笑)

また、今回の内容は、ベストセラーの実現のみならず、
あなたが、仕事でも、恋愛でも、すべての人生で成功する
ノウハウが集約されていますので、ぜひとも読んでください。

まずは、用語説明ですね。
コアコンピタンスとは、その名の通り、
「コア」=「中核」となる、
「コンピタンス」=「自分の強み」です。

別な言葉で言うと、著者として、
「だれにも負けない武器を持っているかどうか?」ということです。

ほら、すごくわかりやすいでしょう。
もっとわかりやすく言うと、こうなります。

1,だれも書けない体験をしている。
2,だれも書けない専門分野を持っている。

この1か2に該当する方は、
「私は、コアコンピタンスを持っている」と言ってもよいでしょう。

そして、これが一番肝心なのですが、

3,体験や専門分野を強化している。

ということです。
3を実行している方が意識して本を書いた場合、
非常に高い確率で、ベストセラーになります。

毎日、200冊の書籍が出版されて、消えていく中、
ベストセラーを作るのも競争だということを認識してください。

ライバルに勝つには、「武器」が必要です。
その武器こそが、「コアコンピタンス」なのです。

「自分の強み」を発見し、その武器を日々錬磨している人が、
「勝者」になれるのです。

■弱者が強者に勝つための戦術

このブログで今まで紹介して来たベストセラーの著者は、
ほとんどの方が、コアコンピタンスを持っています。

Q,あなたが過去に読んできたベストセラーを思い浮かべてください。
 その本の著者のコアコンピタンスは何でしょうか?

A,売れた本の著者には必ず、コアコンピタンスがあります。
 文章量の都合上、2例だけ記しますね。

『ユダヤ人大富豪の教え』の著者・本田健さんは、
1,だれも書けない体験をしている。
に該当します。

アメリカでも有数のお金持ち(ゲラー氏)と知り合い、
お金と人生の法則について深く学んでいます。

『愛されてお金持ちになる魔法の言葉』の著者・佐藤富雄先生は、
2,だれも書けない専門分野を持っている。
に該当します。

「人は言葉通りの存在になれる」という「口ぐせ理論」を開発し、
それを深く掘り下げています。

コアコンピタンスという言葉は、本来、経営戦略用語です。

中小企業が大企業に勝つために、自社の強みをどのように
強化していけばよいかを方向付ける仕組みです。

「差別化戦略」とも、
「オンリーワン戦略」とも呼ばれています。
(正しくは、「戦略」ではなく、「戦術」なのですがね)

書籍の場合もまったく同じです。
あなたが書く本のジャンルには、すでにたくさんの
専門家や有名人が本を書いています。

あなたは新規参入者で、立場的には「弱者」です。
「弱者」が「強者」に勝つためには、
どうしても同じ土俵で勝負してはいけないのです。

あなたは、あなたの得意技がかけられる土俵でしか
勝負してはいけないのです。

コアコンピタンスは、すべての競争原理の原点です。
それは、恋愛にも仕事にも応用できます。

たとえば、あなたがものすごい美人やイケメンに
アタックする場合を考えてください。

ライバルがお金持ちだった場合、
ライバルが一流企業の社員だった場合、
ライバルが英語ペラペラだった場合、
ライバルと同じ土俵では絶対に勝負しないでしょう。

相手が「お金」を投下したら、
あなたは「労力」を投下します。

相手が「インテリ」だったら、
あなたは「肉体」で勝負します。
(男性の場合は「筋肉」、女性の場合は「セクシー」)

相手が「物量戦」で来たら、
あなたは「ゲリラ戦」に持ち込みます。

これが弱者の「戦法」です。

本田健さんも、佐藤富雄さんも、最初は「弱者」からスタートしました。
しかし、コアコンピタンスを天才的に活用することによって、
「競争に負けない絶対的な強者」になってしまったのです。

そして、コアコンピタンスの目指す最終目的もそこにあるのです。

出版愛 吉田浩