USPマジカルシートで企画書を売り込む ~あなたの企画書の「強み」は何か?

「USP」が明確に書かれている企画書は採用されやすくなります。

 

企画書の中に「USP」を盛り込む方法を教えます。
次の「USPマジカルシート」のカッコ内に適する語句や文章を記入してください。

 

私の企画書を採用してください。
私の企画書には(1)というメリットがあります。
出版社には(2)というメリットがあります。
私の企画書は他の企画書とは違います。
なぜならば、私の企画書には(3)という強みがあるからです。

 

この1から3のカッコの中には、こんな言葉が入ります。
(1)に入るのは、本の特徴やセールスポイント。
(2)に入るのは、出版社が得られる利益や賞賛。

(3)に入るのは、あなたが持っている「USP」です。

 

書き終わった後は、複数の友人や知人に見せてください。
「うーん」と言われたら落第点。
「なるほどね」と言われたら50点。
「おもしろい!」と言われて初めて合格点です。

 

このUSPがないと、あなたの企画書はどこにでもある、ありふれた企画書のひとつ
となってしまいます。
私の元に毎年何百本と送られてくる企画書の半数は、USPを見つけるというハード
ルが越えられていません。
ですから、その時点で不採用となってしまうのです。

 

マーケティング業界では、USPを使った経営を、「差別化戦略」とか「オンリーワ
ン戦略」と言い表していますが、出版の世界では隠されたあなたの強みを見つけ、

「いい本、売れる本」を見つける武器になります。

 

「本を出すのは難しい」と思っている人の考え方は共通しています。
「特殊な能力のある人でないと本は出せない」という先入観があり、
「特別な体験をしていないと本は出せない」と思い込まされています。

 

私はたびたび大手出版社の社長や編集長と出版セミナーをやるのですが、この点だけ
は意見が真っ向から対立します。それは本を作る立場が違うからです。私の信念は、
 
特殊な能力を持っていなくても、特別な体験をしていなくても本は出せます。
あなたのUSPを発見することで、あなたの企画書は「採用レベル」に近づきます。


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