ベストセラーはタ行5段活用から生まれる

2016年08月15日

こんにちは、出版業界のジャイアン、吉田浩です。

■ベストセラーの要素はタチツテト

Q,おいしい料理に欠かせない5つの調味料はなんでしょう?

A,サ シ ス セ ソ

砂糖、塩、酢、醤油(せうゆ)、味噌のことですね。
(ソを、ソースと答えた人がかなりいますよ)
この5つの調味料がないと、どんなに新鮮な食材でも調理ができません。

Q,それでは、ベストセラーを作る5つの要素はなんでしょう?

A,タ チ ツ テ ト と覚えてください。

タは、タイトルのタ。
チは、著者のチ。
ツは、ツキのツ。
テは、テーマのテ。
トは、トレンドのトです。

それぞれ、詳しく説明ますね。


書籍の売り上げは、タイトルですでに勝負が決まってしまいます。
先のメルマガにも書きましたが、
「タイトル8割、装丁2割」と覚えてください。


著者が有名人なら本は売れます。
また、著者にネットワークがあれば本は売れます。


どんなにいい本でも、バカ売れするかどうかは
ツキ=運に左右されます。
時の運を味方につけた本がベストセラーになるのです。


本はテーマ=著者の訴えたいことが命です。
同じテーマでも、どんな切り口にするのか、
どんな見せ方にするのかによって、売れ行きは天と地ほども変わります。


トレンド=流行です。
書籍には必ず、その時代ごとにブームがあります。
皆さんは、過去にこんなブームが来たことを覚えてますか?

副業本ブーム、節約本ブーム、週末起業本ブーム、
整理術本ブーム、収納本ブーム、捨てる本ブーム……。

以上、売れる本の要素は、「タチツテト」と覚えてください。

■まだあるベストセラーの5段活用

ここに紹介した「ベストセラーのタ行5段活用」は、
吉田が勝手に体系化し、名づけているだけです。

このブログを読んでいる皆さんひとりひとりが主人公になって、
新しい活用法を見つけていってください。

たとえば、
タは、「タイトル」だけではなく、

「ターゲット」=読者対象や

「タイミング」=出版時期など、

いくらでも新しい要素が発見できますね。

「タチツテト」で、こんな5段活用もあります。

「た」のしめる内容
み「ぢ」かな話題
「つ」よいインパント
「て」にとりやすく
著者の思いが読者に「と」どく

タ行以外の5段活用の方法がありましたら、
ぜひとも吉田に教えてください。